高血圧の方でも簡単にできる血圧を下げる生活習慣とは。
今回は、高血圧についてです。
あるお医者様によると、
高血圧の方には、降圧薬を処方されるのが一般的なようですね。
これは、血圧を下げるための薬であって、基本的な原因を治療する薬ではないとのこと。コレステロール低下薬、糖尿病薬も同じだそうです。しかも、副作用を伴う危険があるとか。毎日の生活習慣を見直していく方が、体に負担もありませんし、体質改善をされることをお医者様も奨めておられました。
高血圧の大きな原因は、心因的ストレスによるものだといわれています。イライラして気持ちが不安定になったり、ネガティブなことを考えたり。
ヨガは、本来そんな自分の気持ちに向き合うこと。ただ呼吸に集中することで、今の自分を見つめること。
ゆっくりと身体を動かし、深い呼吸をすることで、副交感神経を優位にさせることができます。それにより自然に血圧をコントロールできていくと考えられています。
忙しいからこそ、周りに振り回されがちになりますが、自分のペースに戻せる時間を、1日もしくは、一週間のうちに持つこと。それは体の調子を整えるだけではなく、自分がどう感じたか、どうしたいかを知る時間にもなります。
生徒さんの中にも、ヨガを始めて
『首の側面が痛いなんて感じたことがなかった』
『左右のバランスがものすごく偏ってた』
『自分の背中がこんなに動かないなんて!』
『普段、すごく浅い呼吸してたみたい』など、
自分と向かい合うことで、改めて発見したことを口にしていらっしゃいます。
今の自分を受け入れて、少しづつでも進化したことを感じられて、ヨガの楽しみを味わっていらっしゃいます。それは、本来人間がそれぞれ持つ力なので、何の不思議もないことですが、それに気づくか気づかないかの違いだけなのです。
高血圧の方は、一気に激しい運動を行うよりも、ゆっくりとした動作と、深い呼吸法を使うことがよいとされています。
血圧が高めでない方も予防として、美姿勢ヨガでのおススメは、姿勢改善にも良いとされる合せきのポーズです。股関節を刺激し、姿勢を良くし、心を落ち着かせると言われています。
バリエーションとして、呼吸に合わせて背中を丸めたり、そらせたりして背骨全体を動かすと、背中の筋肉や内臓にも刺激ができて、内臓脂肪や消化機能にも働きかけます。
また、夏野菜で、今スーパーでも並んでいる冬瓜は、血圧を下げるのによいと言われます。味も非常に淡白ですが、私は冬瓜のスープが大好き。
カリウムをたくさん含んでいて、血圧の上昇を抑制する効果があり、摂り過ぎた水分や塩分、ナトリウムを体外に排出してくれる野菜です。むくみ解消にも効果的なんですね!冬瓜スープは、温かいままでもそして冷やしたスープもおいしいですよ。
では、今回のまとめです。
高血圧の主な原因はストレスによるもの。
軽い高血圧、脂質異常症、糖尿病など、投薬を考える前に、身体に負担のない程度の運動で生活習慣を見直し、病気になりにくい身体を目指していきましょう。
体へのリスク、毎月の医療費のこと、それらを考えても、自分の身体を知る、自分を大切にできる、心を穏やかにするリラックス系のヨガをおススメします。
それでは、スタジオでお会いできる日を楽しみにしています。