更年期の胃腸の不調と背骨の関係って?


早咲き桜の開花も始まりました。
これからは暖かくなってきますね。それでも 日替わりで 初夏を思わせる暖かさから、真冬の北風に戻ったりする近頃、三寒四温を繰り返して春が近づいてきます。季節の揺らぎとともに、こんな症状はありませんか?

たくさん眠ったつもりだけれど日中眠くなる。
✅慢性的な下痢。もしくは便秘。
✅手足が冷える。
✅疲労感がある。
✅お腹が張ってしまうことが度々ある。

体の不調の程度は自分の感覚でしかわからないものです。上記のような症状がある場合は、胃腸の機能が低下しているかも。

更年期の胃腸の不調はどこからくる?

特に40歳を過ぎて運動をする習慣のない方は、女性ホルモンの低下筋肉量の低下で、身体の熱を生み出せず、血流も鈍くなっています。それが身体の冷えとなって内臓まで冷やしてしまい胃腸の不調が起こしているのす。運動不足で体を動かす習慣がないと身体自体もしなやかさを失い、どんどん硬くなってしまいます。

背骨も例外ではありません。背骨の柔らかさが失われると、胸回りが硬くなります。胸部には多くの神経が集中しています。動きが悪い胸では浅い呼吸しかできません。また悪い姿勢を長時間継続し、背中を緊張させた状態が続いていると、胸、内臓に圧迫感を感じたりします。胸が硬いと腰にも負担がかかります。まずは深い呼吸と背骨を動かすことで内臓の動きを活性化し、背骨の老化も予防していきましょう。

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特に内蔵の不調は肋骨の後ろの胸椎を動かすのが効果的。マリーチャーサナ(賢者マリーチのポーズ)で肩甲骨の間から肋骨の下のあたりをウエストから、しっかりとひねっていきます。
吐く息とともに少しずつひねりを深め、同時に呼吸も深めていきます。同時に胸の前面にあるリンパを刺激して老廃物を流しデトックス効果も高いポーズです。
ツイストも重要ですが、背骨をまっすぐに維持することを優先して深めていきましょう。

胸椎を動かすことで腰痛の予防にもなります。そして深い呼吸は自律神経を整えます。肋骨に繋がっている横隔膜を大きく動かすことで内臓にも刺激を与えることができます。

横隔膜を動かして呼吸を深める

腹式呼吸を意識することで、横隔膜は大きく動きます。鼻から息を吸い、お腹を完全に膨らませた後で肋骨を開く。次は鎖骨を持ち上げる。吸いきって息が止まったら、静かに細く長く吐き出していきます。完全呼吸と言われる呼吸法です。呼吸を整えることで、自律神経の乱れを解消することができます。鼻の呼吸が苦しければ、口呼吸でも構いません。口呼吸は直接のどから菌が侵入することもあり、口の中の乾燥も否めませんので鼻呼吸をおすすめしています。
横隔膜が大きく上下することで、内臓に刺激を与えることが出来ます。熱も発生するので、内臓の冷えにも効果的なのです。

今回のまとめ

胃腸の不調は、胸、背骨を柔らかく保つことで解消できます。肋骨に繋がっている横隔膜を大きく動かすことで内臓に刺激を与えることができます。呼吸を整えると、自律神経の乱れを解消することができます。

季節の変わり目の季節は特に自律神経が乱れがち。深い呼吸でリラックスする方法を覚えておくといいですね。

それでは、スタジオで皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

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