しなやかな身体に不可欠な、柔らかい股関節をつくる方法とは。
股関節が固いってどんなことが起こっているの?
今回は、しなやかな身体に必要な股関節についてです。
『私って、股関節硬いのよね。』ってよく聞きます。 病気ではないので、そんなに気に留めたりはしないでしょうし、たとえその自覚があっても、改善しようというところまで至っていないのだと思います。
硬い股関節での弊害を考えてみましょう。
✅1日のうち、座っている時間が長い。
✅デスクワークが中心だ。
✅冷え性だ。
✅足がよくむくむことがある。
✅運動運動不足だ。
こんな状態に該当するならば、股関節が固くなっている、なりつつある可能性があります。
一日の大半をデスクワークなどで腰掛けた状態でいると、脚の付け根は圧迫されて緊張した状態が続きます。圧迫により、血流が悪くなります。
股関節にはリンパ節が密集していますので、動かさずに刺激が少ないと、脚にたまった老廃物を押し流していく力がなくなり、むくみやすく、だるくなります。
また、運動することによって、脚の筋肉を使い、股関節を動かします。下肢の筋肉、ふくらはぎを刺激することで、身体をめぐる血液を心臓に戻す力が活発になるので、血流が良くなり、体温が上がり、代謝が上がるのです。
運動不足などで股関節を動かさずにいると、だんだんと可動域が狭くなり、歩幅も狭くなっていきます。脚から心臓に戻す筋肉量が少なくなると、血液を心臓に戻すポンプの役目を十分にできないため、冷えの原因になります。
また、脚の筋肉が骨盤をつなぐ筋肉とも繋がっているので、『骨盤を立てる』『姿勢がよくなる』ことにもつながっていくのです。
しなやかな股関節は全方向に動きます。骨の関節が球状になっているので、理屈的にはそうなります。
理想は全方位ですが、私達は普段、日常生活で前後の動きしかしていませんし、脚を上げるといっても、階段を上る以外には、動かしていないのです。
日常から意識するには、いつもより歩幅を広く、大股で歩いてみましょう。目線も、下を向いているとどうしても歩幅は狭くなります。
前を向いて歩きましょうね。それだけで、いつもより背筋が伸びているはずです。
美姿勢ヨガのおすすめ
美姿勢ヨガでのおススメのポーズは、
股関節、下肢を刺激するポーズはいくつもありますが、花輪のポーズ(マラアーサナ)をおススメします。
一見簡単そうに見えるのですが、背筋を伸ばして、胸を開くことを意識すると股関節が固い方にはキツイかもしれません。
お尻の下にブロックを入れるなどしてポーズを軽減して緩めてから、時間をかけて伸ばしていきましょう。
同じく背骨をまっすぐに保ち、内もも、股関節を緩める合せきのポーズもおススメ。テレビを見る時などの座っている時間を利用して、実践されるとよいと思います。
股関節が固い人は、心が閉塞的になっているそうです。
ヨガでは、心と体は繋がっていて、心が柔らかく、のびやかであれば、身体もしなやかだということなんですね。
身体をしなやかにしていくことで心が柔らかく、穏やかに、のびやかになっていくということです。
呼吸を深くする芳香浴もあわせて、リラックスしながら体を緩めるとより効果的だと思います。香りに関しては、好みもあります。心地よいと思える香りをセレクトしてくださいね。
おススメは、ラベンダー・マンダリン・ペパーミントです。
ラベンダーは、神経をリラックスをさせる代表的なエッセンシャルオイルです。精神を浄化して、中枢神経のバランスをとってくれると言われています。 マンダリンは、気分をリフレッシュさせ、抗うつ、不安を払いのけてくれます。ペパーミントは、イライラした時、精神的な疲労と回復に。
本日のまとめ
股関節が固いと、心も閉塞的になっています。心が柔らかく、のびやかであれば、身体もしなやかだということです。身体をしなやかにしていくことで心が柔らかく、穏やかに、のびやかしていきましょう。
骨盤を立てるだけで、姿勢は良くなりますよ。
心がすっきりと穏やかに、自分軸で生きる楽しさに気づいて、あなたがあなたらしく輝くのをヨガが教えてくれますよ。
それでは、スタジオでお会いできる日を楽しみにしています。